イエメンの男性は、ジャンビーアという剣をいつも身につけています。

これは武器としては殆ど役には立っていませんが、ジャンビーアを身につける事は誇り高きイエメン人だという証です。

 

また、彼らが午後になると決まってしている事は、カート。

カートとは、葉っぱを生のまま噛み砕いてそのエキスを飲み下すことで、リラックス効果があるそうです。

イエメンの男たちはカートの為に、朝早くからよく働きます。

そして、午後になると市場で植物の束をよく吟味した上で購入し、自分の家か、知り合いの家に集まってカートを楽しみます。

カートの目的は、そのくつろぎやおしゃべりは勿論のこと、社交の一手段となっています。

他のアラブ諸国では禁止されていますがイエメンでは合法の為、タバコやコーヒーのような嗜好品として扱われています。

カートの枝から若い葉だけをむしりとり10枚20枚と口に含んで噛みます。

噛んでいるうちにしみだしてくる葉のエキスに軽い覚醒作用があるといわれます。

このとき、噛みかすは飲んでしまったり、吐き出したりせずに片方の頬の内側にため込んでいく為、みんな顔にこぶができたような常態になります。