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旅の作り方 by 気ままな旅人 Wix.comで作成したホームページです。

フィンランド Republic of Finland
01
赤ちゃんのお昼寝は極寒の屋外
真冬の氷点下10度であっても、フィンランドでは、赤ちゃんや幼児の昼寝はベビーカーにのっけて外でさせます。
庭の窓から見える場所にベビーカーをおいて、時々窓から様子を見ます。
フィンランドで旅している時に外で寝ている赤ちゃんを見かけたら、放置されているのではなく、昼寝中だということになりますので、ご安心を。
フィンランドの研究者によれば、赤ちゃんは屋内で寝せるより、屋外で寝せたほうが明らかに長時間睡眠できる、という研究結果に基づいたものです。
2015年 11月
02
高校3年生、最後のバカ騒ぎ
フィンランドの高校3年生は、3月に全国で行われる卒業試験を受験しなければなりません。
この試験の準備をするため、3年生は2月半ばから「勉強休暇」と呼ばれる試験準備期間に入ります。
この休暇中、3年生は学校の授業に出席しなくなり、自宅で自己学習しながら、高校3年で勉強してきた内容を復習します。
そして、授業が終わった日、3年生は一生懸命盛り上がって祝います。
この日を、「勉強」+「休暇」を組み合わせた言葉でPenkkaritの日、正式にはpenkinpainajainenと呼び、フィンランド中の高校3年生が、仮装などしてトラックの荷台に乗り込み、キャンディをばら撒きます。
全国的なイベントです。
2015年 11月
03
国民1/3の名字は、最後に「~ネン」で終わる
フィンランドで一般的な名字といえば、コルホネン、ヴィルタネン、ニエミネン、マキネン、ハマライネン、コスキネン、ヘイッキネン、ヤルヴィネンなど。
名字に接尾辞「ネン」がついていたら、フィンランド人であることはまず間違いありません。
実際、フィンランド人の1/3以上が「nen(ネン)」で終わる姓をもっています。
フィンランド語で「ネン」は通常「小さい」を意味しますが、名字になると、一族が住んでいた場所を表すことが多くあります。
ヴィルタネンの意味はもともと「小さな沢」でしたが、名字では一族が沢の近くに住んでいたこと示します。
マキネンも本来「小さな丘」を意味しますが、名字では一族が丘からやって来たことを表します。
多くの家族が、フィンランド民族確立の動きが起きた19世紀の民族ロマン主義時代に、自然環境にあるものに『ネン』をつけて名字にしたといわれています。
日本の佐藤と鈴木にあたるのが、ヴィルタネンとコルホネンという名字。
人口登録センターによると、2011年4月時点で、コルホネンは23,561人、ヴィルタネンは23,458人存在します。
ネンのつかない名字もあるが、大抵は自然に親しむ名字が多くなっています。
2015年 11月
04
フィンランドの妊婦は至れり尽くせり
フィンランドでは、「妊娠」が確定したら「アイティウスコルッティ」という母体の健康手帳を発行してもらえます。
検診は、妊娠9カ月までは月に1回、9か月以降は月に2回、臨月には週に1回、尿検査、体重、血圧、子宮底、腹囲の測定と、12週、28週と36週目には医師による診察もあります。
第12週と20週目には、先天性の障害の有無を調べる超音波検査があり、最寄りの総合病院の産婦人科で受診します。
これらの検診、検査費用は全て無料です。
そして、妊娠6か月に入ると、フィンランドの妊婦さんはもう一つ国からプレゼントを受け取ります。それは育児スターターキット「アイティウスパッカウス」です。
このキットは、オムツからベビー服、布団、果ては避妊具まで、赤ちゃんのお世話から家族計画までを全てカバーするグッズが入っているのです。
アイティウスパッカウスか、現金140ユーロのいずれかを選んで受け取ることが出来ますが、ほとんどの家庭でアイティウスパッカウスをもらっているとのこと。当然ながらこれらは公費によるものなので、無料で配布されています。
中には、スノースーツ、帽子、手袋、防寒用のボディスーツ。
さすが雪国、防寒グッズがしっかり入っています。
寝袋とシーツ。
赤ちゃんの衛生用品、帽子、目出し帽、靴下、タイツ、絵本、おもちゃ。
バスタオル、温度計、ヘアブラシ、歯ブラシ、爪切り、食事用エプロン、スタイ(よだれかけ)、ガーゼ、紙オムツと、衛生用品も細々したものまで揃っています。
産褥パッド、母乳パッド、コンドーム。
ママの体に必要なもの、家族計画に必要なものまで網羅され、至れり尽くせりのラインナップです。
布おむつ、ベビー服、男女問わず着せられるものが入っているので、性別が判明していない場合でも安心です。
生後すぐに着るものから1歳頃に着るものまで、サイズも豊富に入っています。
そして、箱の底はマットレスになっているので、ベビーベッドとして使えるのです。
成長した暁には、おもちゃや子どものグッズを収納することも出来ます。
これらは国から送られてくるものなので全て無料です!!
さらに、フィンランド国籍を持ちながら海外に居住している人も、申請すれば日本円にして約3万円前後で販売してくれるそうです。
また、「フィンランド国籍じゃないけど欲しい…」という方にも朗報です!
実は一般販売もしていて、間もなくムーミン仕様のものが販売されるとのこと。
2015年 11月