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ルクセンブルク Grand Duchy of Luxembourg

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1人あたりのコーヒー&ワイン消費量日本一

フランス、ドイツ、ベルギーという大国に囲まれたルクセンブルクは、1人あたりのコーヒーとワインの消費量が世界一。

しかし、実はこれ、ルクセンブルクの人々が特別にコーヒーやワインが好きだから、というわけではありません。

かつて、ルクセンブルクは常に周辺国に領土を脅かされていました。

そんなルクセンブルクが、国家の生き残り戦略として選んだのが「低い税率」と「語学教育」です。

EUの他の国に比べ、法人税と消費税を安くすることで外国の大手企業を誘致。

また、小学校からフランス語とドイツ語で授業をすることで、多くの国民が3か国語以上を話せるようになりました。

ルクセンブルク内にある企業に働きに来る通勤客。

そして、「自国の言葉が通じる上に消費税が安いから」という理由で訪れる買い物客がコーヒーやワインを消費。

もともとルクセンブルク人が消費していた量と合わせ、その数値をルクセンブルクの国民の数で割るため、消費量が世界一となったのです。

2015年      11月

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