top of page
モンゴル国  Mongol

01

靴磨きは外出時の必需品

モンゴルの人々は、靴みがきをもって出掛けます。

特に夏場は砂ぼこりが多いため、道端で靴をみがく人の姿がよく見られます。

 

遊牧民の人々にとって、頭と足は自然界のエネルギーが入ってくる重要な部位。

特に大地に接する足は神聖なものであり、それを覆う靴を非常に大事にしているのです。

靴が汚れていると商談もうまく進まないなんてことも。

靴で人の評価が決まるため、靴みがきは外出時の必需品です。

2015年      11

02

モンゴル流ジンクス

赤ちゃんは、悪霊に狙われやすいと信じられています。

子供が生まれても無事に育つことの少ない家庭では、健康に育っている母親の服の裾を切り取ってもらいます。

また、悪霊に狙われない為に人間の名前とは思えないような「人でなし」「名無し」等の変わった名前が意識的に付けられます。

 

 

物干し紐の下をくぐると汚れると言われています。


かまどの火は、自然に消えるまで自分で消してはいけません。

消すと家が途絶えます。
 

鍵を放り投げたり、ぐるぐる回したりすると、借金ができるといいます。

 

死んだ人の名前は、霊が戻ってくるので呼びません。

またこれには死者を尊敬している意味もあります。
 

針に糸を通すように頼まれても、糸の結び目を作って返してはいけません。
結び目がはずれるまで、その人と会うことができなくなるといわれていいます。


渡り鳥が飛んでいるのを見るのは縁起がよい。

去っていくのを見るのは縁起が悪い。
 

流れ星を見たら、「トゥイ、トゥイ、トゥイ、私のじゃない、人の星!」と言います。

人にはそれぞれひとつずつ星が決まっています。
誰かが死ぬとその人の星が流れるといわれています。

星が流れるのを見たら、自分が死ぬ番ではないことを願います。
 

山の近くでその山の名を呼んではいけません。

山の神様が怒るといわれます。

 

家畜に子供が生まれても数を数えてはいけません。

死んでしまいますから。
 

羊と山羊はのどを切って殺してはいけません。
羊と山羊の血は不浄とされているので、その血が地面につけば大地を汚す事になるからです。

家畜を殺して食べる時、必ず火の中にその小片を投げ入れます。

 

1ヶ所に同時に2人の妊婦が住んではいけません。

どちらかが死んでしまうといわれます。

 

机の角の位置に席をつくらない。

角に座ると結婚出来ないと言われます。

 

ベッドの中に入って泣いてはいけません。

歌を歌ってはいけません。
理由は鬼が喜ぶと言われています。

2015年      11

03

足と足がぶつかると、喧嘩を売る合図

モンゴルには足と足がぶつかったら必ず握手をするという習慣があります。

足がぶつかると、将来、敵同士になると言われており、それを避けるために握手をするのだとか。

モンゴルの人々の間ではごく当たり前の行為で、町でうっかり足がぶつかってしまった知らない者同士でも、握手をします。

足と足が触れるというのはケンカを売るのと同じことなので、これをしないととても失礼にあたる。

食事中に机の下で足があたっても必ずします。

握手といっても、がっちり握るというのではなく指先同士をちょこっとつまむ感じです。

2015年      11

04

モンゴル人は苗字がない

モンゴル人の名前には、苗字がありません。

その為、パスポートの苗字欄には名前を記入します。

名前欄には×印を書き、記入しません。

苗字らしき名前が記入されてますが、これは父親の名前が記入されているだけです。

結婚した男女は、今まで通りお互いの名前で呼びますが、新しい苗字を持ちません。

2015年      11

bottom of page