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ブータン王国 Kingdom of Bhutan

01

赤ちゃん誕生

ブータン人は子供を未来の先祖と考えるので、女の子も男の子も分け隔てなく喜ばれます。

母親は細心の注意を払ってケアされます。

 

強い信仰から、子どもが生まれてから3日間は、家が汚されると考えられるため第三者は訪問を控えます。

子供が生まれてから3日目に簡単な清めの儀式が行われ、その後第三者が家を訪れ新生児と母親に会うことができます。

そして、日用品や服やお金といったプレゼントが贈られます。

 

子どもにはすぐに名前がつくわけではありません。

名前は宗教的に高い地位の人から与えられるものだからです。

母親と子どもは、地域の神(出産の神)の寺院を訪れて洗礼を受け、神に関連する名前をもらいます。

出生の日に因んで名前がつけられる場合もあります。

ブータンのカレンダーには、出生の日や時間別に星占いが詳細に書かれています。

子どもは、人生の様々の節目で様々の儀式が行われ、未来に対しての予言がされます。

2015年      11月

02

男同士で手をつなぐ

ブータンでは、女性同士で手を繋ぐ姿は見かけませんが、男同士で手を繋いで歩いている姿はよく見かけます。

これは、別にホモでもなんでもなく単に友情を示す行為です。

 

また、会話中、手を強く握られ撫でられることもあります。

日本人は驚いてしまうかもしれませんが、これはブータンでは友情を示す行為なのです。

2015年      11

03

殺生を嫌う

ブータン人は、あらゆる生き物の存在を尊重し、自らの手でその生命をとめることをできる限り避けようとします。

それゆえ、町中に病気をもった野良犬がのさばっているし、乳を出さなくなった牛も自然に死に至るまで面倒を見ます。

ヒルが肌に張り付いていても血を吸い終わるまで待って自然に戻してやります。

街中には、野良犬が多くいます。

人の数よりも犬が多いのではないかと思える程。

特に春先は、発情期で夜になると街中から犬の遠吠えが聞こえ、眠れないほどです。

日本では、絶対野良犬にならない様な可愛い犬もいいますが、狂犬病の予防接種をしていないので、可愛いからといって近づかないほうがいいでしょう。

2015年      11

04

観光ビザ

ブータン政府は、1970年代の外国人観光客受け入れ開始以来、公定料金によるパッケージツアーという形でしか観光ビザを発給しないという方針を貫いています。

入域制限のある地域はありますが、公定料金さえ払えば自由な日程で好きな場所へ行くことができます。

しかし、公定料金には1種類の料金体系しかないため、安宿に長期滞在するなどの旅行スタイルは無駄に費用がかかり現実的ではありません。

 

ブータンに滞在するためには、現地旅行会社に対して1泊あたりUS$200(約15,600円)、1,6,7月のオフシーズンは1泊ひとりあたりUS$165(約12,870円)を支払う必要があります。

この公定料金には、宿泊、食事、車、運転手、政府登録ガイドの費用がパッケージ化されています。

グループの人数が3人未満だと割増料金が必要で、2人なら1泊ひとりにつきUS$30(約2340円)、1人なら1泊US$40(約3120円)が加算されます。

2015年      11月

05

夜這いの習慣

ブータンで「ナイトハンティング」つまり日本でいう“夜這い”の習慣があります。

都市部では自粛されてきましたが、地方の村ではまだ残っているようです。

男の子が15歳前後になると、兄弟や従兄なんかに誘われて夜這いに出掛けます。

家屋の多くは、1階が納屋になっている2~3階建てです。

そこをよじ登っていきます。

ただし、部屋にあげてもらったからといって、すぐに行為に励むわけではなく、最初は二人で話をします。

そして、お互い合意ができてから“夜の営み”がなされるのです。

2015年      11

06

初雪の日は休み

ブータンでは初雪が降った日は、官公庁や会社などの各機関、学校などが休みになります。

2015年      11

07

肉なし月

ブータンでは年2回、法律で肉なし月を決めています。

だいたい2月と6月頃に行われ、その月は肉はおろか生魚も販売できません。

 

ブータン暦の第3の月の最終日から第4の月の最終日まで、家畜を殺してはいけません、

畜肉を輸入してもいけなく、販売してもいけません。

検査があり、違反者は刑罰があるという法律です。

輪廻をかたくなに信じ、動物を殺さないブータンらしい法律です。

2015年      11

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